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近所にある例の「お気に入りのカフェ」の一こま |
日本に帰国するとき、やはり悩むのが土産物。友達はみんな「気にしないでいいよ」とは言ってくれるものの、何かにつけて日本から雑誌や雑貨、PC関連グッズなどを送ってくれたりする友達や、アメリカに来るたびに何かを持ってきてくれる友達になかなか手ぶらで会うのも・・・。加えて、僕にはあまり関係ないけれど、実家の近所づきあいというのもあったりして、その分も勘定に入れないといけない。他に親戚や地元の友人、学校時代の友人、仕事で知り合った友人達と会うとなると何かしら買っていかなきゃ、と土産の数に際限なくなってくる。
これはこちらに住む友人の多くが共感するようで、「New York らしい土産ってなにがいいんだろうね」とよく話題に上る。数が多くなると一つ一つにそれほど金がかけられずまたかさばるものはスーツケースに収まらなくなる。
そこで自分なりに独断と偏見で土産基準を作るようになった。渡米の機会が多い友達や最近渡米したことのある友達は勘弁してもらう。今回久しぶりに会う友達がいたら、かわりに前回会って渡した友達には勘弁してもらう・・・など。今回はそれに加えて何を買って欲しいか具体的なリクエストを送ってもらい、代金と引き替えに品物を渡すことにした。というのも上に上げたような「定額予算」「かさばらないもの」という土産物って渡す側から見ても「きっと貰っても困るだろうな」というものが多く、それなら欲しいものを具体的に聞いて、その分代金は貰ったほうが双方納得出来るかなと思うのだ。これでは確かに surprise! の土産にはならないけれど。
月曜日は President's Day ということで National Holiday になっているため、多くの企業が休みになっている。おかげで僕もゆっくり買い物をする時間があり、土曜日のうちにだいたいの買い物を完了し、残りは日曜日一日で終わりそうだった。
日曜日朝ゆっくり起きて冷蔵庫の中を片づけようと適当な材料でオーブンサンドイッチを作る。昼になって小腹が空いたのもあって買い物ついでにどこかのカフェで昼食でも取ろうかと出かける準備をしていると、近所の友達 T ちゃんから電話。「いつものカフェでブランチしよう」というものだった。 僕の方もあと2、3軒目当ての店を回れば買い物は一段落つくので、ゆっくりと日曜日のブランチを例のお気に入りカフェで取ることに二つ返事で OK した。 この日は、モッツアレラチーズのオムレツとカントリーポテト・マッシュルーム和え一皿と、Goat チーズと干しトマト和えの Arugula サラダを一皿頼んでシェアして食べた。上に載せた写真は僕らが座ったカウチのすぐ横の壁に掛かっていたものだが、ちょっとアヤシイオブジェだ。ベッドのヘッドトップかなにかだろうか。彼女とはこのカフェで別れて、僕は地下鉄に載って Manhattan に向かう。
途中買い物をしながら思い出したことがあり、近くまで来たからと、5番街、16th Street ( だったかな ) の Armani Jeans ( Emporio Armani )まで行ってみる。
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