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水戸芸術館タワーをつくる。

簡単な3次元ペーパークラフト。


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これが、ブランクーシの無限柱にヒントを得たという、
水戸芸術館のタワー(設計・磯崎新、構造設計・木村俊彦)です。
これは絵ではありません。写真です。
こんなものが実際に建っているのです。すごいことです。100Mの高さがあります。
実際の構造体も正4面体の稜線を繋いだスパイラルとして構成されています。
構造計算、複雑な接合部の施工、どうやれば一体こんなものができるのか、
全くもって分かりません。
しかし、このペーパーモデルを作ることはとても簡単です。
以下に紹介しましょう。


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DSCF0193.JPG (4936 バイト) 用意するもの…
  • 厚紙
  • 定規
  • 三角定規(60度)
  • えんぴつ
  • カッター
  • 接着剤。
DSCF0194.JPG (5160 バイト) 厚紙の長手方向に、等間隔の平行線を3本引きます。その一方に、のりしろ用の部分も用意しましょう。
DSCF0195.JPG (6055 バイト) 正三角形のグリッドを描きます。
DSCF0196.JPG (6485 バイト) このような感じに切り取ります。

線を引いた箇所はカッターナイフで筋を入れて、折り曲げ癖をつけておきましょう。

DSCF0197.JPG (5573 バイト) くるっと巻きます。現在は三角柱の形ですね。
DSCF0198.JPG (5736 バイト) ここがポイント。三角形の辺と辺とが合うように、ちょっとひねります。この形で糊付けします。
DSCF0199.JPG (4672 バイト) すると、あら不思議、水戸芸術館タワーの出来上がりです。

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このペーパークラフトは、イサム・ノグチ氏がバックミンスター・フラー氏と旅行に出ていた際、車中で退屈しのぎに出てきたものだそうです。こんなものが「退屈しのぎ」に出てくるというがスゴイところ。ノグチ氏はこのアイディアを作品にしようと、100フィート長のモニュメントを考えましたが、水戸芸術館ではその実現前に100M(つまりノグチ氏の構想の3倍以上)の高さのこのタワーを実現し、ノグチ氏を大いに驚かせたそうです。タワーの完成時にはノグチ氏に最初に登ってもらおうと木村氏は考えていましたが、それは叶わぬ夢となってしまいました。

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最終更新日00/11/09