■ 2/21(土) 先21日は穏やかな陽気のウォッチングでした。 ふつう国境というのは山だったり大きな川だったりするけれども、 ご存知のとおり摂津と河内のそれはそおいうのではなくて、さし て広くもない大阪平野の只中を縦断しています。摂津国の領域は、 特に大川以南はポリティカルな線引きの産物なのでしょう。 その摂津と河内の境はとある道で。よたよたと曲がったとりわけ 細い道が残っているところに旧国境の説明板が立てられていまし た。行く道の前後左右には微妙な高低があって、大昔の堤が国境 と定められたことの名残のようですが、永年の曲折のせいか、必 ずしも道と微高地は一致しないようです。 今回の起点は地下鉄中央線の深江橋。町工場から流れる適度(?)の 汚染空気を浴び、装飾建材業者のショウルームというホワイトハ ウスそっくりの建物に遭遇、古来菅笠作りで名を馳せた土地の祖 神が奉祀されているという深江稲荷、揚げ物屋同然の布施の商店 街のケンチキ、クルクルの元祖元禄寿司本店、かつての映画館と 思しい片流れ屋根の建物、表札を見ると寺だという長屋の一軒が あり、キャンバスアーケードの商店街を抜けて、実は米を搗く装 置だったという道端の石造物、おっさんが道端でたこ焼きを突つ いていると思ったら駐車場脇にたこ焼きブースがあったり、かと 思えば散髪屋も店の窓べりを改造してたこを焼いていたり、そん なこんなのウォッチングでした(順不同かも)。終点は地下鉄千 日前線の北巽。 行程の中盤、フラットな土地に狭い道がどこまでも広がるような 一帯がけっこうお気に入りです。高層建築のない区画整理された 密集住宅地(ややこしい)にノスタルジックな何かが刺激される ような気がします。 仕上げは残りのメンバーでお好み焼き屋へ。 天気の良かったその日、プーミョン君も自転車で町を流していた のだろうかと想いつつ、生野の路地を西へ辿って環状線を目指し ました。 参加者 柏原、川内、壷田、三原、鷲原、 佐久間さん、 +1名(ビジター女性の方お名前失念申し訳ない!) 計7名 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10.