松原: なによりも先生、南京ですね。
渡部: 南京は一番わかりやすい例でね。
松原: これは問題ですね。私は南京の問題は外務委員会で4回位質問したんですけどね、実は、イエール学校の神学校文書。先生ご案内のですね。あそこで当時南京に宣教師が二十人くらいいて、その人たちの自分の女房とか弟に対する肉筆の手紙があるんですね。
松原: 色々な事が書いてあるんですが、結論からすると私が南京大虐殺がおかしいと思うのは、結局彼らはこう言う事言ってる。
松原: 「安全区南京のを設定したと、そこに南京の無辜の10万人の市民を守ろうとした。」と。十万だったんでしょう、恐らく当時人口はみんな疎開していて。その「十万人を守ろうとした」と「我々はゴッドの代理人としてやるんだ、そして国民党軍には安全区の中に大砲の砲台を置くな、日本軍に対してはこの安全区の中には砲弾を撃ち込むなしかし国民党軍は安全区のこの場所に大砲を置いてけしからん。」と積んだ手紙まであるわけですよ。
松原: で彼らは最後にはこう言っています。「我々はこのようにして婿なる南京の10万人の市民を守った。」 とこういうニュアンスのことを言ってるんです。これは論理的に彼らがこの10万人の市民を守ったならば、南京大虐殺と言う物は否定されなければいけない。南京大虐殺が本当ににあったならば、彼らが無辜の10万人の市民を守ったというのは嘘なんですよ。でどっちが正しいか?もう結論は見えていると思うんですね。
渡部: 僕も昔その辺の事に興味があって、東京裁判記録を読んだんですよ。そしたらマギーという牧師さんが証言してるんですよ。
松原: そうマギー。
渡部: この人は当時の南京の赤十字の上のひとで、どこにでも動いているわけです。その人は証言のときは「虐殺があった話を聞きました聞きました」というんですよ、ところが最終的に反対尋問で、アメリカ人の弁護士が「ところで、あなたが実際自分の目で見られたのは何人いたのですか?」と聞いたんです。そしたら、「1人です。」というんです。「それはどう言う状況ですか?」と聞くと、安全地区といううのがあったでしょ?
松原: はい安全区
渡部: そこの道路に日本の歩哨が立っていて、そこを走り抜けて行く中国青年がいたと。
渡部: 歩哨は「止まれ!」と言ったけど止まらなかったと。そこで射殺されるのを見たと。これって虐殺ですか?
松原: まったく違いますね。マギーの手紙も入っているんですよこの中に。
渡部: そうでしょ? ニューヨークだって警官に「止まれ!」と言われて逃げたのなら現代でも撃たれますよ。ましてや戦場でしょ。
松原: まったくそのとうりで。だから僕は南京の問題はきちんと論証し検証するべきだと思います。
渡部: 確かにそれ非常に重要なのは、僕は去年やった仕事の一つにリットン報告書をまとめたんです。リットン報告書がなぜ重要かと言いいますと「満州事変は侵略じゃない」と言ってるんですよ。東京裁判はそれを無視してるわけです。国際連盟が五カ国からの代表を送って何ヶ月にも渡って調べて報告書を出したんです。それは日本にとって気に食わない報告だったので、松岡というちょっと利口でないひとが連盟を脱退しましたが。あれ見れば侵略じゃない事が明らかです。「それをなぜ東京裁判で使わないのか?」とパル判事も指摘しています。日本は国際的に満州を侵略して無いと国際会議が言ってるじゃないか」と。それだけのレトリックを日本が持たないのはなぜですかね?
松原: 僕はそれを何度も外務委員会で質問したら、「それは民間でやることです。」 と言われました。民間がやれるでしょうか。相手は国ぐるみでプロパガンダとして思想闘争をして、
渡部: そのとうりです。
松原: 中国共産党の正統性を発揚する為に、アメリカの中にも浸透をしてるじゃ無いかと。
渡部: ものすごいですね。
松原: 私はアメリカの世論が今の世界の世論だと思うんです。
渡部: うん。
松原: 世論と言ううものはアメリカにしかない、アメリカの世論が世界を決定するんです。芸能でもスポーツでも全部アメリカなんです。私はこの問題でおかしいと思うのは、例えばアイリス・チャンのあの本が出て、「日本人はけしからんと」みんな思っていて、あの本に対する反論はどこまでしたのかと。あの本の中の写真は東中野教授がいうまでもなく全部いんちきです。
渡部: 一つ残らず・・・、
松原: インチキです。ですから「これから処刑される農夫の群れの写真」 と書いてあるのを拡大して見ると笑っているんです。
渡部: ハハハハ
松原: これから処刑されるのに笑うはずが無いじゃないかという話になります。で、そういう写真を私の友人のすぎやまこういちさんという作曲家が「ニューズウィークに意見広告一回載せると一千万円だ。」と言いますが、一千万だけど、これを載せて「the fact]論証をしなくても良い、アイリス・チャンが使っている写真を載せて、同じ写真を例えばアサヒグラフとか事前に使われているのがあります。「この写真が、この写真だ。キャプションが違うじゃ無いか。」 「アイリス・チャンは虐殺されると書いてあるが、笑いながら日本軍に守られながら農作業に従事する一団と書いてあるじゃ無いか」とこういうので論拠は要らない、一目瞭然の物で一千万円でニューズウィークに出そうと(すぎやまが)言われました。それを聞いて私は「先生それはいい話だ。」
渡部: すばらしい。
松原: 私は外務委員会で麻生さんに言ったんですよ。
渡部: 一年54回とすると・・・。
松原: 五億四千万!
渡部: 安いねー!国家としては。
松原: 安い。
渡部: 私そのときはタイムズと勘違いして一年365日出していると思って、毎日(広告)出して36億5千万と言ってしまったんですが、安いじゃないか国連の分担金は日本は二千億払ってると。これを1千九百50億にして、36億こっちに回したほうが良いじゃないかと言いました。外務省の人間は「泥試合になるから止めましょう。」言いました。泥試合でも良いからしないから悪いんじゃないですか。
渡部: 向こうは泥をやってるんです。こっちは泥じゃないちゃんとした物を出すって言って。
松原: ところが、先生、問題はそれが却下されたんです。ニューズウィークには3人の弁護士がいる。すぎやま先生も仰ってましたが、「松原君、3人の弁護氏がいて難しい。」 僕も言ったんです「でも商業ジャーナリズムだから、1千万払えばいけますよ。」でも却下されたんです。なぜかと言うと「ニューズウィークの論調と違います」と。
渡部: その時こそ、政府が乗り出すべきであって、こちらは「もし我々が出そうとしている広告が事実じゃないのなら却下はわかるが、事実であるのに却下するのは何事か。」と外交問題にすればいいんですよ。
松原: なるほど。それぐらいのつもりで
渡部: 向こうの弁護士も事実ならしょうがないと言うと思いますよ。
松原: 我々が疑問に思うのは彼らが「我々の論調と違う」と言いますが誰が仕込んだと言う事ですね。
渡部: そうです。
松原: だから、中国系ロビーストガものすごく入ってですね、
渡部: 支那事変依頼の伝統ですね。宋美麗以来ですね。宋美麗は石工財閥ですからプロテスタントなんです。蒋介石もプロテスタントになった事にしていたんです。「日本人という異教徒が我々キリスト教徒をいじめていると宣伝して、
松原: なるほど、うまい宣伝ですね。
渡部: 援助資金例えば、始めの頃とりあえず100億くらい来たとしたとしますと、20億くらいキックバックして宣伝するわけです。今度は1000億くらい援助が来ますと、200億くらいを使うのです。これで支那事変がおかしくなっちゃった。
松原: どんどんでかくなった訳ですね。
渡部: どんどんでかくなるわけです。
渡部: 金をばら撒くというのは支那の文化の一つなんです。
松原: 私一つ思うのはアメリカの中にも、あると思うんです。「我々は広島長崎に原子爆弾を落としてしまった。」原罪意識があるとおもうんです。
渡部: そのとうり。
松原: 「あの日本は原子爆弾を落とさなければいけないほどひどい国であった」論理のは乗るんですアメリカの保守派は。
渡部: それで自分達の良心を慰めたい。
松原: そう。中国の反日プロパガンダとアメリカの「やっちまったという意識」が合致して日本罪悪イデオロギーが浸透する。それが今年南の陥落70周年ですね。今年アメリカで7本の映画が作られる。
渡部: 恐るべき事です。
松原: 恐るべき事です。これに対して我々が何にも反撃しないのであれば、これはいつのまにか既成事実になってしまいます。
渡部: なっちゃう。
松原: 僕はなんとかこの問題国家で論証して欲しい。当時南京の事を知っている人が年を取って、90だとか死んじゃうんです。今だったら最後の証言が取れるかもしれない。早くしないと反論さえ出来なくなってしまう。
渡部: それですね。
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