その1:1〜4日目:「日本からムンバイ、そしてアジャンターへ」
その2:5〜8日目:「エローラ〜、エローラ〜」
その3:9〜12日目:「インド最南端とマハー・バリプラム」
その4:13〜15日目:「カルカッタ」
その5:16〜19日目:「バナラシとアグラー」
その6:20〜25日目:「デリーとジャイプル。そして帰国」
その7:その他の写真

この旅行記はインドで開催された学会に参加するついでにインドをちょっと旅行したときのものです。途中、モルジブに数日寄ってダイビングをしてきました。このときは学会が旅行の最期になってしまったため、荷物が重くて疲れました。この旅行記は結構長く写真も多く、ページも重いです。
日本出発からムンバイへ。あまり暑くなくて助かった。とにかくアジャンターの石窟寺院が見たかったので、まずそこに行くことに。やっぱ、旅行初期に見る遺跡は感動が大きいし。エレファンタ島へ行き忘れたのが残念。

1日目 (8月28日)

1999年8月28日、日本出発!前日、飲み会で飲み過ぎて二日酔い。眠い・・・。12時成田発の飛行機に乗る。隣の隣の席にかわいい女の子(ぜんださん)が座るが隣のヤローが邪魔であまり話せない。彼女はバンコクで降りてミャンマーへ向かうとのこと。インドへも行ったことがあるそうだ。なんか、すっごく旅慣れている様子でかっこいいぞ。少しくたびれているバックパックが似合ってた。飛行機はバンコクからデリーへ。ほとんどの乗客はここで降りてしまい、ムンバイまではがらがら。空港からホテルに電話すると、YMCAに空きがあったので2泊申し込む。

2日目 (8月29日)

とりあえず、インド門でも見ようと思い、徒歩で向かうが迷ってしまいスラムに迷い込む。なんとかたどり着いたインド門はたいして面白くない。子供が網で魚を捕っているのをしばらく眺めた後、インディアン・エアのオフィスへ行ってモルジブ往復のチケットを手配する。インドでは29歳以下はチケットが安いのでちょっと得した気分。バック・ベイを見ながら少しのんびりしたあと、アウランガバード行きのチケットを取るためVictoria Terminus Station(今は実は別の名前)へ行くが、なんと満席。しょうがないので、2泊目をキャンセルして夜行バスで行くことにする。駅でぶらぶらしていると、暇そうにしているかわいい女の子(おおさきさん)に会う。この子は凄い!!英語は苦手らしいのだが、なんと日本語でインド人と会話している。相手のインド人はヒンディー語でしゃべっているのだが、ちゃんとコミュニケーションがとれている!彼女はこの方法で誰とでもすぐに仲良くなれるらしい。言葉以外の身振り手振り・表情などで言いたいことが伝わってるようだ。彼女と一緒にムスリム寺院「ハジ・アリ」に行く。ここは小島にモスクがあって歩いて渡れるのだが、満潮になると道が水没するらしい。夜はバスでアウランガバードへ。このバス、なんと寝台バス。座席がない代わりにベッドが全部で16台ほどあるというもの。すごく快適でぐっすり眠れる。

ハジ・アリ。ここまでのバスがなかなか来なかった。

 

3日目 (8月30日)

アウランガバードに朝の7時に着く。とりあえず、水力製粉機がある「パーン・チャキー」とタージ・マハルのミニチュア版「ビービー・マクバラー」へ行く。この2つはいまいち。次に「ダウラターバード」という自然の岩山を利用した砦に行く。ここは素晴らしい。広いデカン高原に「ドン!」と存在する岩山。この上に築かれた砦。これは一見の価値ありです。その後、アジャンターへ。遺跡が休みで中を見ることは出来ない。川の反対側の小山をてくてく上っていくと反対側から石窟全体を見ることが出来る。こんな崖に寺院を造ってしまったというのはスゴイ。その日は石窟の真ん前にある宿に泊まる。

ビービー・マクバラー。写真で見るとタージ・マハルに見えますね。

ダウラターバード。現物はすごいです。

4日目 (8月31日)

アジャンターの石窟を見る。泊まりだったおかげで朝9時から見物客が誰もいない状態で見学することが出来る。石窟一つ一つは小さいがこれだけ並んでいるのが凄い。ガイドブックには壁画が素晴らしいと書いてあるけど、それほどでも・・・。いくつかの石窟では柱をたたくと石窟内で反響していい音をだすので、あちこちで試してみる。私は6号石窟の柱をたたいたときの音がお気に入り。
バスでアウランガバードに戻る。その日はユースのドーミトリーに泊まることにするが、なんとユースには日本人が合計8人も泊まっていた。もう夏休み期間も終わりなのに・・・。夜はユースで他の日本人(むらかみさん、はなださん、もりたさん)と飯。何人かはおなかの調子が悪いようだ。彼らの写真がない・・・。

アジャンターの石窟寺院。朝一だったので他に誰もいません。

アジャンターの料理屋さん。燃料は薪。

アジャンター。反対側から見ると全貌が見渡せる。

アウランガバードのユースで知り合ったインド人。


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